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ジャック・フランシス・ヴァレ博士 著
人類初の核実験直後に墜落した、未知の物体とは?
1945年8月16日。米国ニューメキシコ州サンアントニオに、「未知の物体」が墜落した。それは人類初の核爆発実験のわずか1か月後のことであり、その場所はまさに実験場である「トリニティ」から、目と鼻の先の地点であった。
いったい、この墜落した物体とは何なのか、そしてその物体と、米国の核開発の関係とは。
このようにいうと、「UFOは異星人の乗物である」と端はなから決めてかかる声が多いが、長年にわたってこの事件の真相究明に取り組んできた著者は、「UFO現象には多重構造的なレヴェルの情報が内包されている」と結論する。
著者ジャック・ヴァレ博士は、フランス生まれの科学者であり、ベンチャー・キャピタリスト。ヴェルヌ賞を受賞した作家でもある。そしてUFO現象学研究に関する、世界的な権威として知られる。
本書はそんな権威者が、入念に、細大漏らさず、事件の全容を記した研究書である。
ゆえに、その内容は緻密にして膨大。その結果、2段組で500ページを越える、実に読み応え満点の書籍ができあがった。
ただ、これだけの量、それに税別6000円という価格からして、なかなか一般人が、おいそれと手を出しにくいのもまた事実。この重大な情報がより多くの人の目に触れるよう、ここはひとつ、本誌の総力特集で扱ってはどうだろうか。

(2023年10月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
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