「人類は宇宙の囚人」か?/真実の目『宇宙奇譚集』プレビュー その4
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「ムー」本誌の隠れ人気記事、ブックインフォメーションをウェブで公開。編集部が選定した新刊書籍情報をお届けします。
今井重孝・今井啓子・秋吉まり子 著
ドイツの神秘主義思想家・シュタイナーの入門書
ルドルフ・シュタイナーは人智学の提唱者として知られるドイツの神秘主義思想家である。宇宙誕生以来のあらゆる記憶が貯蔵されているという「アカシック・レコード」に参入し、その情報に基づいた独自の宇宙論を提唱した。
教育家としても知られ、彼が創設した「シュタイナー学校」は、子供の内的生命と自主性を重視する独自の教育方針を掲げている。
本書は、このシュタイナーを師と仰ぎ、こよなく敬愛する3人の著者による鼎談。まさに格好のシュタイナー入門書である。
著者のひとりである今井重孝氏は青山学院大学名誉教授で、「社会の未来を考えるホリスティック教育研究所」主宰。もうひとりの著者・今井啓子氏は重孝氏の奥方で、多彩な分野で活躍する「市民活動家」。
3人目の著者・秋吉まり子氏はシュタイナーが提案した弦楽器である「ライアー」の奏者。
3人の著者それぞれのシュタイナーとの出逢いに始まり、シュタイナーの紹介、シュタイナー学校の使命、そしてその壮大な宇宙進化論まで、シュタイナーを巡るさまざまなトピックが縦横無尽に語られ、現代の世界への提言がなされる。
ハッキリいってシュタイナー自身の著作は膨大、かつ晦渋である。だが本書によって、少しでも彼に興味を抱いた方は、ぜひ原典にも挑んでいただきたい。各人の人生において、挑戦する価値は十分にある。

(2023年9月号掲載)
星野太朗
書評家、神秘思想研究家。ムーの新刊ガイドを担当する。
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