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ヨーガ行者・成瀬雅春氏が指導する「倍音声明」は、集団で声を出し、「音の集合体」の中に身を置くダイナミックな瞑想法。声の響きに身を委ねているうちに心身が整い、カルマも解消できるとのこと!






ヨーガ行者の成瀬雅春先生が指導する「倍音声明」の講座にうかがいました。集団で声を出し、「音の集合体」の中に身を置くダイナミックな瞑想法です。
倍音とは「基音の振動数の整数倍の振動数を持つ音」。たとえばドの音を発していると、1オクターブ上のド、さらにその上のソなどが重なって発生するそうです。そういう話は学生時代の音楽の授業以来なので理解が追いつかないのですが、とにかく自分たちが発している音より高い音がどこからともなく聞こえてくる現象のようです。
「1985年ごろ、大谷石の採掘場で倍音声明を行ったことがあります。200〜300人が集まり、残響が20秒以上つづいてすごかったですね。ラダックのチベット仏教の寺院で行ったときは、動物たちが集まってきました」と、成瀬先生。倍音声明協会会長なだけあって、さまざまな経験をお持ちです。
やり方はシンプルで、「ウ→オ→ア→エ→イ→沈黙」の順に低めの声を出しつづけます。先生の鐘の音を合図に次の音へ。
「自分の体に心地よく響く声がよいです。目を閉じたほうが余計な思考が浮かんできません」
そんな指導のもと、参加者が輪になって実践。「沈黙」のターンで輪の中に入ると、音の壁に囲まれたような感じがします。また、1音ずつずらして発声するバージョンではグルーヴ感に浸りました。
ただ、高い倍音についてはときどきかすかに聞こえるくらいで、スピリチュアルの感度が足りないのかもしれません。
倍音声明はホーミーとも似ていますが、別物だそうです。
「ホーミーはモンゴル地方の民族音楽。メロディーを奏でるのが中心です。ただ、ホーミーは喉に強い圧をかけたりするので体に悪いという説があります」
倍音声明なら体に負担はなく、血行がよくなり、カルマも浄化され、瞑想状態でリラックスできます。
最近、加齢とともに聞こえが悪くなっていたのですが、倍音を注意深く聞こうとすることで聴力が鍛えられ、耳年齢も若返る気がします。 講座の後、成瀬先生は気分がよくなられたのか、鼻歌が聞こえてきました。体が奏でるさまざまな音楽に新たな可能性を感じます。
辛酸なめ子
漫画家、コラムニスト。芸能界から霊能界、セレブから宇宙人まで独自の視点で切りこむ。
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