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好戦的部族の侵略を受け、絶体絶命の窮地に立たされた少数民族を救った頼もしい援軍。それは目に見えない不滅の精霊「ヌンネヒ」であった――!
精霊信仰はアメリカ先住民の間で広く見られるが、その中の1部族、チェロキー族の神話で語り継がれている神秘的な不滅の精霊が「ヌンネヒ(Nunnehi)」だ。
チェロキー語でヌンネヒとは「どこにでもいる人々」や「旅人」を指しているが、意訳として「永遠に生きる人々」あるいは「不滅の者」と訳されることもよくある。
北米大陸の東部から南東部にかけてのエリアに暮らしていたチェロキー族の人々はきわめてスピリチュアルで、3つの異なる世界(天界、現世、下界)を信じている。チェロキー族によれば、スピリチュアルな力はこの現実世界(山、川、木、岩、洞窟、動物など)の物理的なあらゆる自然の中に見られるという。
ヌンネヒは基本的に目に見えない存在として説明されているが、自由に姿を現すことができる。その姿も自在で、戦の時には一族の戦士の姿にもなる。

彼らはえもいわれぬ「超自然的」または「地球外」のオーラをまとっているのだが、その神秘的な佇まいに相応しく、テレポーテーションなどの並外れた能力を持つ超能力者であり、さらに不老不死の存在でもある。主な出没エリアは、ジョージア州ブラッドマウンテン、トラリタ湖近く、コロラド州パイロットノブマウンテン、ニクワシ山などだ。
またヌンネヒは、山や砂漠で道に迷ったり重傷を負った旅の者を助け、彼らを癒すために地下の世界(外界)に連れて行くという。チェロキー族の一部の者は、そうしたことをきっかけにして地下世界で彼らと永遠に暮らすことを選んだということだ。
伝承によると、ヌンネヒはアパラチア山脈南部に多くの地下住居を所有しており、樹木が生えていない高山を特に好む。そのため、山に入ったハンターはヌンネヒの歌や踊り、太鼓などの音を聞くことがあるが、音のする方へ向かってみても、彼らはすぐに移動してハンターの背後に回り込むため、通常のケースではネンヌヒは決して見つからないという。

チェロキー族は、その歴史を通じて他部族やヨーロッパからの入植者による侵略を受けてきたが、その時はいつもネンヌヒが手助けしてくれたのだった。
ヌンネヒが加勢した最も有名な話の1つは、南東部の勇猛果敢なネイティブアメリカンの部族が、チェロキー族の最も古い集落であるニクワシに侵攻してきた時のことでである。
好戦的な部族は夜明け前にニクワシに侵攻し、チェロキー族の戦士たちは抗戦したものの敵を止めることはできすに窮地に立たされた。
もはや降服するしかないかと思われた時、見知らぬ人物が現れ、ニクワシの首長に撤退するように告げると、「この先は自分たちが敵と戦う」と宣言したのである。首長はこの人物が援軍を連れて来た別の村の首長であると信じ、指示に従った。
すると、最前線に送られていた何百人ものヌンネヒ戦士の軍団の姿が、突然見えなくなった。そしてまさに“透明人間軍団”となって敵の戦士を次々となぎ倒し、降参した者以外を殺害して侵略軍を撃破したのだった。
生き残った敵兵に対して、ヌンネヒは「ニクワシを二度と攻撃しないように」と厳に戒めた。
ネンヌヒはチェロキー族の人々の暮らしと安全を強力にサポートしていたということになりそうだが、一説によればヌンネヒは(人知を超えた超能力から)定期的にチェロキー族と連絡を取っている先進的地球外文明に属するエイリアンであるともいわれているようだ。
「ムー」読者であればお馴染みかもしれないが、同じくアメリカ先住民族のホピ族が信仰する「アントピープル(Ant People)」もまた、地球外先進文明のエイリアンであるといわれている。
チェロキー族やホピ族などは実は“コンタクティー”だったのか? ネンヌヒがネイティブアメリカンに友好的なエイリアンだとすれば、今後も何らかの動きがあるかもしれない。地球外文明と地球人の交流の歴史をアメリカ先住民族からも辿れるならば、興味深い限りだ。
【参考】
https://mysteriesrunsolved.com/2021/01/nunnehi-travellers-from-other-worlds.html
仲田しんじ
場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター https://twitter.com/nakata66shinji
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