四国八十八カ所霊場を凝縮!? 工場のような寺「中風寺奥の院」の現実的設計思想/小嶋独観
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ミステリー解説YouTuberが歴史・神話・伝説・宗教などを掘り下げて解説。 「物事を多角的に捉えて気づきのヒントになる動画」をコンセプトに、 答えの出ない諸説について逆張りの見解も取り入れながら深く考察する。
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人類は古くから蛇を信仰してきました。日本の縄文土器などだけでなく、蛇を思わせる出土品は世界各地で見られます。
農耕を営み定住生活をする母権的な社会だったとされる古ヨーロッパでは、紀元前6000〜4000年にかけて、蛇の図像を施した土偶や壺などが各地で作られました。蛇の頭部がある祭器や蛇体の女性像なども発見されています。
また、ウクライナやテッサリアから出土した女性像には渦巻き紋様が施されています。
この渦巻き紋様がとぐろを巻いた蛇、または蛇行する蛇の抽象化と見る研究者もいます。「渦巻き=蛇」と考えると蛇信仰です。
地中で冬眠して春に這い出しきたり、脱皮を繰り返したりする蛇の生態は、農耕民にとって驚きだったのでしょう。過酷な環境で生き抜く蛇の強靭さや不死性が、過酷な自然環境でも作物が育つ豊穣への願いに結びつき、蛇を神格化したと考えられます。
新石器時代には蛇と水と深く関係していて、その背景には、旧石器時代から豊穣のシンボルとされていた男根像とのつながりが見られます。生きるための性の呪術的シンボルであった男根と類似している蛇が豊穣に結びついたのでしょう。
古代ギリシャでは、もともと豊穣の神だったディオニュソスの神殿に男根の彫像が祀られ、祭りでも男根の作り物を運ぶ行列が繰り出されたそうです。同じく、商業や旅人の守り神ヘルメスも、像に男根がかたどられ、男根を象徴する2匹の蛇が絡んだ杖を手にした人の姿でも描かれました。
インドでも蛇と男根は豊穣のシンボルでした。蛇神ナーガや男根像リンガに祈って雨乞いする風習は各地に見られます。
人間や類人猿には、祖先が恐竜に抱いていた恐怖の記憶が残っていて、恐竜の近縁の蛇を嫌うのではないかという説があります。こうした蛇への嫌悪感や恐怖心が畏怖心に変わったと考えれば、農耕以前にも蛇信仰があったのかもしれません。
法隆寺の像やイラクのウバイド文化の像は、トカゲの頭を持ったレプティリアンとされることがあります。しかし、今回の話から、これらの像が実は蛇を表していると考えられるのではないでしょうか?
約1万2千年前、太平洋に存在していたムー大陸は大津波に飲み込まれたとされます。この説の起源は、イギリスのジェームズ・チャーチワードの著書『失われたムー大陸』に遡ります。
1930年前後に出版されたこの著書は、ムー大陸の「聖なる霊感の書」をもとに記された「ナーカル碑文」と「メキシコの石版」をベースにしたそうです。
1862年、軍人としてインドに配属されていたチャーチワードは、ヒンドゥー教の古い寺院で高僧と親しくなり、門外不出の貴重なナーカル碑文を見せてもらいました。彼は2年かけて碑文を解読し、そこに書かれていたムー大陸の歴史を記録したといいます。しかし、寺院の場所も名前も公表されていない上に、碑文の写真も一切ありません。
一方、メキシコの石版は、鉱物学者ウィリアム・ニーベンが1921年に発見したもので、チャーチワードの著書にもその写真が掲載されています。チャーチワードは、ムー大陸の崩壊から逃れた人々が世界各地に散り、ムーの文化や思想などを石板に残したと主張しましたが、考古学的にはデマとされました。
他にもチャーチワードが自説の根拠とするのがマヤの「トロアノ絵写本」とチベットの「ラサ記録」です。
トロアノ絵写本を解読したマヤ研究家チャールズ・エティエンヌ・ブラッスールは、一対のシンボルを「ムー」と誤訳しました。また、遺跡写真家オーギュスト・ル・プロンジョンが独自解釈し、チャーチワードに影響を与えました。しかし、後の研究で、トロアノ絵写本はマヤの占星術に関して書かれたと判明しました。
一方、1912年の「ニューヨーク・アメリカン誌」で、チベットのラサでトロアノ絵写本の記述と一致する古文書が発見されたと報じられましたが、これは偽記事でした。
結局、ムー大陸の根拠とされる古文書はどれも信憑性に欠けます。そもそも当時16、7歳のチャーチワードがナーカル碑文を解読した話は非現実的ですし、英国陸軍に彼の在籍記録も残っていません。彼はただのホラ吹きだったのか? 真実を知ったために貶められたのか? ムー大陸とはいったい何だったのでしょうか?
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