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不幸にも”いわくつき”になってしまった”呪いの乳母車”を手にしてしまったら、はたしてどうすべき?
プレゼントをもらうと誰もが皆、わくわくした気持ちになるのではないだろうか。だが、そのプレゼントが思いもよらぬ怪事を運んでくるとしたら…
アメリカ・ミシシッピ州に住むホイットニーの元へプレゼントが届いたのはクリスマス直前のこと。それは4歳になるかわいい孫娘のため、祖母が友人の友人から譲ってもらったヴィンテージの人形用の乳母車だった。
すべての始まりは乳母車が届いたその日の夜のこと。
「トントントン」
家の壁をノックする音が聞こえ玄関に向かったが、誰もいない。だが、またしばらくすると「トントン」と誰かが壁をノックする。不思議に思ったホイットニーは玄関を開け、外を見回したが、やはり誰もいなかった。
だが次の日になってもおかしな現象は止まらなかった。
今度は家の中で物音がするようになったのだ。最初は屋根裏部屋を歩くような小さな音だったが、徐々に大きくなりしまいには「ドン! ドン!」という音が家中に響き渡ったという。ホイットニーの旦那のマイケルが懐中電灯と銃を片手に屋根裏部屋をのぞきに行くと、音はピタリと止み、そこには誰もいなかった。
そしてこの日を境に一家は謎の怪現象に悩まされるようになったのだ。
壁に飾っていたものが落ちる、ドアが勝手に開閉するなどは日常茶飯事。さらに、誰もいないキッチンで床に食器が落ち割れる、電源が入っていないおもちゃが突然演奏を始める、といった説明がつかない現象が次々と起き、彼らは戦々恐々とした日々を過ごしてたのだ。

ある日、夜勤明けのマイケルが1人家にいた時のことだ。
「バタン!」
部屋のドアが閉まる音を聞いたマイケルは、最初は息子が学校から帰ってきたのかと思ったという。だが、部屋をのぞきに行ったマイケルが目にしたのは、世にも恐ろしい光景だった。
部屋の電気やゲーム機は騒々しく点いたり消えたりを繰り返し、飲みかけのペットボトルからは中身が盛大に吹きこぼれていたのだ。マイケルは「それはまるで部屋が何か意思を持っているかのようだった」と語っており、絶対にこの家には自分たちとは別の何かがいると確信したという。
怪現象は人形用の乳母車を受け取った時からではないか。
そう思ったホイットニー夫婦は母親に元の持ち主について問い合わせると、驚くことが分かった。
それは所有者の旦那が、約1年前にバイク事故で亡くなったというのだ。ホイットニーは、視界のわきを横切る男性の姿をたびたび目撃していることから、バイク事故で亡くなった男性が乳母車と一緒に家に来たのではないか、と語っている。
気味が悪くなった夫婦はこの乳母車を海外のフリマサイトで「ガチな幽霊憑き人形用乳母車」として販売したところ、なんと50件以上の入札があり約75000円の高値で売れたということだ。購入者は呪物コレクターのカンザス州に住む女性だという。果たしてこの女性は無事なのだろうか。

(2021年2月14日記事を再掲載)
遠野そら
UFO、怪奇現象、オーパーツなど、海外ミステリー情報に通じるオカルトライター。超常現象研究の第一人者・並木伸一郎氏のスタッフも務める。
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